神戸市文化財情報

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上谷上農村歌舞伎舞台(天満神社)


 上谷上の鎮守、天満神社の境内に本殿と正対して建ちます。間口11.4メートル、奥行7.4メートル、割拝殿形式で舞台下手寄りの舞台下を参道が通っています。上演の際には床を板で塞いで使用します。  ここの特徴は、床几回しと呼ばれる場面変換装置です。床の上で二重台を田の字に4台合わせて回すもので、回り舞台の前身とも言え、舞台の発達を知る上で貴重なものです。  この他に、奈落、下座、花道がありますが、奈落には特に装置はなく、楽屋として使用されています。下座も上下二段の箱型台で、上段に義太夫の太夫と三味線方、下段に囃子方が座ります。  建築は下谷上の舞台より四半世紀近く後なのですが、全体に古い形態を残す舞台です。  板壁面には、上演された歌舞伎芸題と役者名の墨書があります。

年代

江戸末期

種類

民俗文化

文化財種別

民俗文化財

指定区分

県指定重要有形民俗文化財

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