神戸市文化財情報

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移情閣

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移情閣は、神戸にいた華僑実業家呉錦堂(ごきんどう)が、明石海峡をのぞむ景勝の地、舞子の浜に建てたものです。その形態から八角堂あるいは六角堂と呼ばれています。 移情閣の名前は、八角堂内にある扁額の漢詩に、呉錦堂が別荘を建ててこれを「松海」と称し、この建物の東の八角堂「移情」と名付けたとあり、この漢詩に由来しています。 呉錦堂は、1854年に中国浙江省の寧波(ニンポー)に近い東山頭生まれ。明治18年(1885)長崎、明治23年(1890)から神戸に住み、幅広く貿易商を営んだ人です。 その後、神戸在住の華僑の会館として使用されていましたが、日中国交19周年を記念して、昭和57年兵庫県が寄付を受け、孫文記念館として公開されるようになりました。(大正2年に3月に孫文がここを訪れています。) なお、明石海峡大橋の建設に伴い、解体されて南西に約200メートル移動しています。

年代

大正4年(1915)

種類

建造物

文化財種別

有形文化財

指定区分

国指定重要文化財

関連リンク

https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/196370

アクセス

JR神戸線「舞子」駅から南へ約5分

山陽電鉄本線「舞子公園」駅から南へ約5分

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