神戸市文化財情報

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下谷上の舞台

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 下谷上の天彦根神社の境内にあります。本来は神社本殿と正対していましたが、大正の末に現在の参道に背を向ける位置に変えられました。昭和52年に不審火に遭いましたが、修復されました。  この舞台の特徴は多彩な舞台装置にあります。 回り舞台  直径5.6mの皿回し式、心棒に差し込んである横木を打ち込むと盆が浮き、舞台面で棒で押して回す。 太夫座  上下二段、上段には浄瑠璃の太夫と三味線、下段には囃子方が座る。 大迫り(おおぜり)  縦1.2m、横7.4m、高さ76.5mの二重台を舞台面から天井裏まで、ロクロを回して上げ下ろしする。 花道(裏返し機構)  下が掘り下げてあり、花道の一部が反転、裏側に取り付けられた反り橋が現れる。    このように、規模と舞台機構の多彩さ精巧さでは、農村歌舞伎舞台の到達点とも言える完成度が評価され、昭和45年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。

年代

江戸末期

種類

民俗文化

文化財種別

民俗文化財

指定区分

国指定重要有形民俗文化財

関連リンク

https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/169965

アクセス

神戸電鉄有馬線「箕谷」駅から北へ約11分

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